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経営活動と決算の概況 明治安田生命 | 明治安田生命の現況 2017[統合報告書]

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経営活動と決算の概況

明治安田生命の現況 2 0 1 7 1 0 9

0 4

経営活動と決算の概況

経営活動の概況… … … 1 1 0 保険契約の概況… … … 1 1 3 一般勘定資産の運用状況 … … … 1 1 4 基礎利益 … … … 1 1 6 社員(ご契約者)配当について … … … 1 1 8 ソルベンシー・マージン比率 … … … 1 1 9 実質純資産額 … … … 1 2 0 含み損益 … … … 1 2 1 自己資本等の充実 … … … 1 2 2 ヨーロピアン・エンベディッド・バリュー(E E V )… … … 1 2 4 資産・負債等の概況 … … … 1 2 6 収支の概況… … … 1 2 8 明治安田生命グループ業績の概況 … … … 1 3 0

明治安田生命の現況 2 0 17

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1 1 0 明治安田生命の現況 2 0 1 7

■   

経営環境

 平成2 8 年度の日本経済は、海外景気が改善に向かうなか、企業部門を中心に、緩やかな回復傾向で推移しまし た。金融市場は、米国トランプ政権の経済政策への期待などから、1 1 月中旬以降、円安・株高が進みました。長期金 利は、9 月に日銀が長短金利操作付き量的・質的金融緩和を導入したことを受け、1 0 年国債利回りの誘導目標であ る0%付近での推移が続きました。

■   

主要な指標

 平成2 8 年度の経常収益は、日銀のマイナス金利政策を背景とする超低金利環境の継続を踏まえ、一時払いの 貯蓄性商品の予定利率引下げや、一部販売休止ならびに団体年金の引受抑制等、資産・負債の計画的なコント

※ 1 基金の総額には、基金償却積立金を含んでいます。

※ 2 保険業法施行規則第8 6 条および第8 7 条ならびに平成8 年大蔵省告示第5 0 号の規定に基づいて算出しています。なお、保険業法施行規則の改正により、 成2 7 年度末からソルベンシーマージン総額の算出基準が一部変更されています。

※ 3 剰余金処分対象額に占める配当準備金等に積み立てる金額の割合とは保険業法施行規則第3 0 条の4 の規定により計算した金額に占める社員配当準備金 及び社員配当平衡積立金に積み立てる金額の合計額の割合です。

※ 4 人事制度改正に伴い、平成2 6 年度末より一部対象範囲を変更しております。

※ 5 相互会社における社員とは、保険契約者のことです(剰余金の分配のない保険にのみご加入の契約者を除く)

※ 6 保有契約高とは、個人保険個人年金保険団体保険の各保有契約高の合計です。なお、個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時 における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものです。

※ 7 団体年金保険保有契約高については、責任準備金の金額です。

(単位百万円) 項  目

経常収益 経常利益 基礎利益 当期純剰余 基金の総額

※ 1

総資産

 うち特別勘定資産 責任準備金残高 貸付金残高 有価証券残高

ソルベンシーマージン比率

※ 2

従業員数

※ 4

社員( 契約者) 数

※ 5

保有契約高※ 6  個人保険  個人年金保険  団体保険

団体年金保険保有契約高※ 7 利差

剰余金処分対象額に占める配当準備金 等に積み立てる金額の割合

※ 3

平成2 8 年度 3 ,5 4 2 ,2 0 2

3 1 8 ,4 5 5 4 7 2 ,3 4 3 2 3 3 ,8 0 5 8 3 0 ,0 0 0 3 7 ,5 6 1 ,4 7 5 8 0 9 ,8 4 1 3 1 ,3 8 3 ,2 0 1 4 ,6 8 1 ,9 8 1 3 0 ,8 6 3 ,4 1 0 9 4 5 .5 % 9 8 .5 5 % 4 1 ,8 7 2 人 6 ,6 6 7 ,3 9 0 人 1 9 5 ,5 0 3 ,0 7 1 6 8 ,0 4 2 ,2 7 9 1 4 ,5 0 3 ,8 9 1 1 1 2 ,9 5 6 ,9 0 0 7 ,4 4 1 ,7 8 6 4 ,2 3 5 ,4 5 5

3 0 0 ,9 5 3 4 5 9 ,9 0 3 2 1 8 ,4 7 2 7 3 0 ,0 0 0 3 6 ,5 7 6 ,6 8 1 7 9 9 ,6 0 3 3 1 ,0 6 0 ,9 9 6 4 ,9 4 9 ,8 6 7 2 9 ,5 3 5 ,9 8 0 9 3 8 .5% 1 0 0 .1 5% 4 1 ,0 4 5 人 6 ,6 4 9 ,4 9 8 人 1 9 7 ,1 1 6 ,0 9 1 7 1 ,1 9 3 ,7 6 1 1 4 ,0 0 3 ,5 1 0 1 1 1 ,9 1 8 ,8 1 9 7 ,3 4 5 ,4 2 2 4 ,5 5 8 ,6 2 9

3 8 3 ,8 5 4 5 0 6 ,3 4 4 2 6 5 ,2 5 5 7 3 0 ,0 0 0 3 6 ,4 6 9 ,0 2 4 8 6 4 ,9 9 0 3 0 ,1 6 4 ,6 2 9 5 ,0 5 2 ,2 3 8 2 9 ,2 4 2 ,2 6 3 1 ,0 4 1 .0% 8 7 .2 7% 4 0 ,7 9 3 人 6 ,5 9 9 ,8 4 8 人 1 9 9 ,9 6 5 ,6 1 7 7 4 ,4 6 3 ,2 6 4 1 3 ,8 6 6 ,2 1 8 1 1 1 ,6 3 6 ,1 3 3 7 ,1 3 3 ,6 7 8

1 ,7 4 8 億円 1 ,8 1 9 億円

1 ,6 8 6 億円

平成2 4 年度 平成2 6 年度

4 ,7 4 1 ,2 4 9 4 2 1 ,6 6 4 4 6 0 ,4 0 5 2 3 9 ,3 8 7 6 7 0 ,0 0 0 3 4 ,3 1 7 ,7 4 5 8 2 2 ,3 1 0 2 9 ,2 1 0 ,8 2 6 5 ,1 3 6 ,7 6 5 2 7 ,2 0 4 ,4 2 7 9 4 5 .5% 8 6 .4 4% 3 7 ,1 2 9 人 6 ,5 9 4 ,7 8 6 人 2 0 3 ,8 4 6 ,5 0 0 7 8 ,9 7 1 ,9 4 5 1 3 ,8 6 8 ,5 6 6 1 1 1 ,0 0 5 ,9 8 8 6 ,9 7 0 ,5 0 2 1 ,1 9 3 億円 平成2 5 年度

4 ,6 9 1 ,0 3 5 3 9 6 ,9 5 1 3 9 4 ,5 4 4 2 3 5 ,5 3 7 6 2 0 ,0 0 0 3 3 ,0 0 0 ,7 4 2 7 7 1 ,0 3 0 2 7 ,8 1 2 ,6 5 5 5 ,1 9 8 ,1 4 5 2 5 ,6 3 2 ,6 9 0 9 3 0 .3% 8 7 .1 3% 3 7 ,5 7 4 人 6 ,5 4 1 ,8 7 3 人 2 0 7 ,0 8 0 ,9 3 4 8 3 ,3 8 9 ,5 2 6 1 3 ,5 6 3 ,3 6 4 1 1 0 ,1 2 8 ,0 4 3 6 ,6 8 3 ,2 9 6 4 2 5 億円

平成2 7 年度

経営活動の概況

直 近 5 事 業 年 度 に おける主 要 な 業 務 の 状 況 を示 す 指 標

平 成 2 8 年 度の 概 況

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経営活動と決算の概況

明治安田生命の現況 2 0 1 7 1 1 1

■   

個人営業

 医療・介護等の第三分野商品をはじめとする平準払保障性商品の販売拡大と強固な販売サービス態勢の構築 に取り組んでいます。

 商品面では、総合保障商品「ベストスタイル」について、平成2 8 年6 月に新たに2 種類の特約を発売するとともに、

「保障見直し制度」「終身保障変更制度」の取扱いを開始しました。引き続き同商品は高い評価をいただき、販売 は好調に推移しており、平成2 8 年度末までの累計販売件数は1 2 3 万件を突破しました。

 また、若年層のお客さまにも手軽にご加入いただけるよう、平成2 8 年1 0 月に「かんたん」「小口」「わかりやすい」 をコンセプトとして創設した「かんたん保険シリーズ ライト! B y 明治安田生命」についても、お客さまに大変ご好 評をいただき、平成2 8 年度末までの累計販売件数は2 6 万件を突破しました。

 販売サービス態勢面では、都市部での集合育成組織の新設や育成支援要員の増強等により、育成態勢のさらな る充実を図るとともに、新卒の営業職員チャネル(M Y R A )の展開地域拡大や中小法人開拓チャネルの創設等を 通じて、都市部を中心にマーケットでの競争力強化等に取り組んでいます。平成2 8 年度末の営業職員数は3 万人 を上回り、お客さまサービス態勢のいっそうの強化を図りました。

 また、リーグ等を活用したキャンペーン、各種セミナー、デジタルマーケティング手法によるW e bプロモーショ ンの展開等を通じて、新たなお客さまへのアクセスを拡充するとともに、「かんたん保険シリーズ ライト! B y 明治 安田生命」の販売によりお客さま数の拡大を図りました。その結果、平成2 8 年度末のお客さま数(営業職員等チャ ネル)は6 5 8 万人と、近年の減少傾向から増加に転じました。

■   

代理店営業

 銀行をはじめとする金融機関窓口販売では、終身保障・相続対策ニーズや安定的な資産運用ニーズに対応した一 時払終身保険のほか、お客さまの多様なニーズにあわせた商品を提供しています。

 販売量のコントロールとあわせて、国内金利動向の影響を受けにくい商品ラインアップの構築に取り組んでいます。  法人代理店や税理士代理店等については、委託先の拡大および関係強化を通じ、法人マーケット開拓を進めると ともに、代理店への教育・支援を推進しています。

■   

法人営業

 団体保険については、制度の新設に加え、すでに制度が導入されている団体では、制度改善提案等を推進した 結果、団体保険保有契約高は1 1 2 .9 兆円となり、7 年連続で増加しました。また、第三分野商品についても、平成2 8 年 4 月より引受を開始した医療新特約の効果により、販売を拡大しています。

 団体年金については、運用安定化ニーズをとらえた商品提案等多様化するお客さまの運用ニーズにあわせた コンサルティング活動により、特別勘定での引き受けや媒介による投資顧問子会社商品の販売を強化しました。  このほか、法 人 営 業の顧 客 基 盤を活用した営 業 職員の職 域・法 人 基 盤 開 拓 支 援や法 人 向け商 品 販 売 支 援に 取り組むなど、お客さまとの接点拡大に向けた対策を拡充しています。

■   

事務サービス品質の向上

 個人保険分野では、社外持出し可能なタブレット型営業端末(マイスターモバイル)を活用し、新契約・保全手続 ロールを実施し、保険料等収入が減少したこと等から、3 兆5 ,4 2 2 億円と前年度を下回りました。経常利益は、責任 準備金等繰入額の減少等による経常費用の減少から、3 ,1 8 4 億円と前年度を上回りました。また、当期純剰余は、 2 ,3 3 8 億円と前年度を上回りました(詳細はP1 2 8をご覧ください)

 基礎利益は、危険差・費差の増加に加え、効果的な資産配分の実施等により利差の減少幅を抑えたこと等から、 4 ,7 2 3 億円と前年度を上回りました(詳細はP1 1 6 、1 1 7をご覧ください)

平 成 2 8 年 度の主 な 取 組み

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1 1 2 明治安田生命の現況 2 0 1 7

きのペーパーレス化を推進しています。新契約手続きは、約9 9%を電子手続きでお申込みいただくことにより、手 続き不備の縮減や成立スピードの向上など、お客さまに利便性向上をいっそう実感いただけるよう取り組みまし た。加えて、超高齢社会に適合したアフターフォロー態勢の高度化に向け、お手続き時の必要書類の簡素化、保険 金・給付金等のお支払手続きの迅速化、保険金等の未請求契約に対するご請求勧奨等に取り組んでいます。  また、ご高齢のご契約者への連絡や大規模災害時におけるご契約者への連絡を確実にする手段として、「M Y 安心ファミリー登録制度」(第二連絡先)の登録を推進するとともに、「M Y 長寿ご契約点検制度」を実施し、長寿 の節目を迎えられるご契約者の各種お手続きの有無を確認しています。

 企業保険分野では、平成2 7 年4 月に団体窓口の利便性向上を実現するインターネット事務システム「M Y 法人 ポータル」の運用を開始しました。また、団体窓口からのご要望に応じ、本システムでの取扱帳票を順次拡大してい ます。さらに、ご請求手続きの事務取扱ルールの緩和、保険金・給付金等の支払事務システムの高度化に継続的に 取り組んでいます。

■   

海外保険事業

 平成2 8 年3 月に米国生命保険グループのスタンコープ・ファイナンシャル・グループを子会社化したことにより、 当社の海外保険関連会社は、北米・欧州・アジア地域の5ヵ国7 社となりました。今後もスタンコープ社をはじめとし た既存投資先の成長を後押しし、グループ収益の拡大に取り組んでまいります。

■   

資産運用

 資産運用については、サープラス・マネジメント型A L M の考え方に基づく運用を基本としつつ、超低金利環境や 市場動向に対応した効果的な投融資を実施しています。

 平成2 8 年度は、日銀の金融政策による超低金利環境を受け、内外金利差、為替動向に留意しつつ外貨建債券を 中心に据えた投融資を行なうとともに、金利上昇局面を捉え国債にも投資しました。市場環境に応じた適切なタイ ミングで投資を行なったこと等により、保有する有価証券の含み益は引き続き高水準を維持することができました。  また、収益力向上の観点から、国内企業の発行する社債のほか、国内外の株式を投資対象としたファンドへの投 資も行ないました。

 さらに、政府が進める日本再興戦略を後押しするという観点などから、4 ,0 0 0 億円の投融資枠を設定(平成2 5 年 1 0 月∼平成2 9 年3 月)のうえ、国内外の成長分野への投融資を推進しました。

 このほか、財務健全性の確保を目的として、国内金利上昇の予兆管理および市場環境の変動に備えたコンティ ンジェンシープランの高度化を進めています。

 また、当社は、「スチュワードシップ責任を果たすための方針」に基づき、投資先企業との対話や議決権行使と いったスチュワードシップ活動を通じて、投資先企業の企業価値向上を促し、これに伴う当社の株主としての利益 を長期的に享受できるよう努めています。

■   

資本政策リスク管理

 資本政策面では、企業価値を持続的に向上させていくことを目的として、総合的リスク管理(E R M )の高度化を推 進しています。

 態勢面では、当社のリスクアペタイト等を定める「E R M 基本方針」を制定したほか、関連諸規程も整備し、E R M に基 づく経営管理のさらなる浸透・定着を図りました。

 内部留保の積み増しに加えて、8月に基金1 ,0 0 0 億円を再募集、1 2月には国内劣後債で1 ,1 5 0 億円を調達し、自己 資本は経営目標を上回る増加となりました。また、健全性の指標である経済価値ベースのソルベンシー比率(E S R )に ついても、10 0%を大きく上回る水準を確保しました。

 リスク管理面では、当社にとって影響の大きいリスク(重要リスク)を特定し、リスク発生の予兆等を定期的にモニ タリングのうえ、必要な対応策を検討・実施することで、リスク管理プロセスの実効性向上に努めています。「海外 事業会社に対する経営管理態勢整備」については、スタンコープ社の子会社化をふまえたグループベースの経営 管理・リスク管理の重要度の高まりから、グループベースの重要リスク管理やO R S A( O w n R i s k a n d S o l v e n c y A s s e s s m e n t:自己資本充実度評価)の実施に向けた態勢を整備するなど、グループベースの統合リスク管理態 勢の段階的整備にも取り組んでいます。

 その他、オペレーショナルリスクへの対応として、統制状況をモニタリングすることにより事務リスクの未然防止を 図るとともに、情報システムの品質対策、セキュリティ対策等を推進し、システムリスクの縮減を図っています。

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経営活動と決算の概況

明治安田生命の現況 2 0 1 7 1 1 3

団 体 保 険 団 体 年 金 保 険

21 ,9 6 6億円

3 ,6 7 9 億円

21 ,4 1 3億円

3 ,5 3 7 億円

医療保障生前給付保障等

(単位億円) 2 ,5 0 0

2 ,0 0 0

1 ,5 0 0

1 ,0 0 0

5 0 0

0

新契約の年換算保険料(個人保険個人年金保険)

(単位億円) 2 5 ,0 0 0

2 0 ,0 0 0

1 5 ,0 0 0

1 0 ,0 0 0

5 ,0 0 0

0

平成2 8 年度末

医療保障生前給付保障等 22 ,5 0 0億円

保有契約の年換算保険料(個人保険個人年金保険)

医療保障・

生前給付保障等 3 ,8 2 2 億円

平成2 7 年度末 平成2 6 年度末

医療保障・ 生前給付保障等

平成2 8 年度 1 ,7 9 9億円

3 6 5 億円

平成2 7 年度 1 ,8 4 9億円

3 6 3 億円

平成2 6 年度 1 ,6 9 2億円

3 2 6 億円

 個人保険・個人年金保険については、年換算保険料(各契約について、お払い込みいただく保険料を1 年あたり に換算した業績指標)が、新契約(転換・保障見直し・特約変更による純増加額を含む)では1 ,7 9 9 億円(前年度比 2 .7%減)、このうち医療保障・生前給付保障等の第三分野に係る新契約では3 6 5 億円(前年度比0 .6%増)となりま した。また、保有契約全体では2 兆2 ,5 0 0 億円(前年度末比2 .4%増)、うち第三分野に係る保有契約では3 ,8 2 2 億円

(前年度末比3 .9%増)となりました。

 団体保険は、新契約高が5 ,0 4 2 億円で、年度末保有 契約高は1 1 2 兆9 ,5 6 9 億円(前年度末比0 .9%増)とな りました。

 団体年金保険の年度末保有契約高(責任準備金の 金額)は、7 兆4 , 4 1 7 億円となりました。なお、明治安 田アセットマネジメントが受託している団体年金資産 を加えた、明治安田生命グループ全体での団体年金 資産残高は、8 兆5 ,8 7 0 億円(前年度末比2 .0%増)と なりました。

(単位兆円) 1 5 0

1 0 0

5 0

0

平成2 8 年度末

保有契約高(団体保険)

1 1 29 ,5 6 9億円

平成2 7 年度末 1 1 19 ,1 8 8億円

平成2 6 年度末 1 1 16 ,3 6 1億円

※ 明治安田アセットマネジメントの団体年金資産残高(確定拠出年金向け投  資信託純資産残高を含む)は時価残高を記載しています。

(単位兆円) 1 0

8

6

4

2

0

明治安田生命 ■明治安田アセットマネジメント

明治安田生命グループ団体年金資産残高

明治安田生命

明治安田 アセットマネジメント

84 ,1 9 2億円

7 兆3 ,4 5 4 億円

1 兆7 3 8 億円

85 ,8 7 0億円

平成2 8 年度末 平成2 7 年度末

7 兆4 ,4 1 7 億円

1 兆1 ,4 5 2 億円

81 ,4 0 9億円

7 兆1 ,3 3 6 億円

1 兆7 2 億円

平成2 6 年度末

保険契約の概況

個 人 保 険・個 人 年 金 保 険

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1 1 4 明治安田生命の現況 2 0 1 7

 資産運用につきましては、

① 資産区分ごとの負債特性、内部留保(リスクバッファー)、必要収支、保険商品・販売戦略等をふまえたA L M 運用の推進

② 資産運用リスク管理機能のいっそうの高度化および安定収益資産を中心にすえた運用の継続、価格変動リ スクの抑制による資産健全性の維持・向上

③ A L M 運用に準拠した適切なリスク認識を前提とした運用付加価値の向上

等に取り組むことにより、お客さまに信頼される資産運用を実施することを基本方針としています。

 A L M 運用を基本としつつ、国内で超低金利環境が継続するなかでも高位安定的な収益を確保する観点から、内 外金利差や為替水準に留意したうえで、市場環境に応じた効果的な資産配分を行ないました。具体的には、外国 公社債を中心にすえた投融資を行ないました。

 平成2 8 年度末の一般勘定資産残高は、前年度末から9 ,7 3 1 億円増加し、3 6 兆7 ,6 2 7 億円となりました。主な資 産配分は、以下のとおりです。

 公社債につきましては、国内金利の上昇による債券価格の下落等により、前年度末から2 7 8 億円の減少となりま した。株式につきましては、株価の上昇等により、残高は前年度末から5 ,6 0 2 億円の増加となりました。外国証券に つきましては、外国公社債の積増しなどにより、前年度末から6 ,6 7 7 億円の増加となりました。貸付金につきまして は、返済が貸出を上回ったことにより、前年度末から2 ,6 7 8 億円の減少となりました。不動産につきましては、減価 償却等により、前年度末から1 0 9 億円の減少となりました。

平成2 8 年度末 4 6 .2 % 1 1 .3 % 2 3 .3 % 1 2 .7 % 3 6 兆7 ,6 2 7 億円

公社債 株式 外国証券 貸付金不動産 その他 一般勘定資産

資 産配分の状 況

4 .1 % 2 .4 %

平成2 7 年度末 4 7 .5 % 1 0 .0 % 2 2 .1 % 1 3 .8 % 2 .5 % 4 .1 %3 5 兆7 ,8 9 5 億円

平成2 6 年度末 4 6 .5 % 1 1 .8 % 2 0 .8 % 1 4 .2 % 2 .6 % 4 .1 %3 5 兆6 ,1 3 3 億円

 平成2 8 年度の日本経済は、海外景気が改善に向かうなか、企業部門を中心に、緩やかな回復傾向で推移しまし た。個人消費は、家計の節約志向などを背景に、力強さに欠ける展開が続きました。設備投資は、更新・維持投資や 研究開発投資を中心に、均せば回復傾向で推移しました。公共投資は、人手不足の影響が残るなか、足踏みが続き ました。輸出は、米国景気の回復や、中国景気の安定などを背景に、底堅く推移しました。金融市場は、米国トラン プ政権の経済政策への期待などから、1 1 月中旬以降、円安・株高が進みました。長期金利は、9 月に日銀が長短金 利操作付き量的・質的金融緩和を導入したことを受け、1 0 年国債利回りの誘導目標である0%付近での推移が続 きました。

一般勘定資産の運用状況

運 用 環 境

運 用 方 針

運 用の 概 況

A L M

A sse t L i ab i l i t y M an ag e m e n t(資産負債の総合的な管理)の略称です。A L M の基本的な役割は、保険契約に基づく保険金給付金等(負債キャッシュフロー)の特 性に応じた資産運用を行なうこと、また、資産運用の環境を商品設計販売戦略等に適切に反映させていくことです。

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0 4

経営活動と決算の概況

明治安田生命の現況 2 0 1 7 1 1 5

 資産運用収益は、利息及び配当金等収入の増加・有価証券売却益の増加等により、8 ,0 0 2 億円(前年度比1 .5% 増)となりました。一方、資産運用費用は、有価証券売却損の増加等により、1 ,7 2 0 億円(前年度比1 3 .9%増)となり ました。以上により、資産運用収支は、6 ,2 8 2 億円(前年度比1 .4%減)となり、基礎利益上の運用収支等の利回り

および運用利回りは、前年度に比べて低下し、それぞれ2 .5 2%、1 .8 9%となりました。

2 .6 4% 2 .6 0 % 2 .5 2 % 2 .7 2 % 1 .9 9 % 1 . 8 9 %

平成 2 6 年度 平成 2 7 年度 平成 2 8 年度

基 礎 利益上の 運 用収 支等の 利回り 運 用利回り

利回りの状況

基礎利益上の運用収支等の利回り

運用利回り

資産運用収支 一般勘定資産日々平均残高

基礎利益中の運用収支−社員配当金積立利息繰入額 一般勘定責任準備金

※ 基礎利益上の運用収支等の利回りの詳細はP 1 1 6 をご覧ください。

 自己査定の結果、価値の毀損の危険性が高いと判断された資産については、その度合いに応じ、自己責任原則 に基づき適正な償却・引当を実施し、資産の健全性を確保しています。

 また、償却・引当規程を定め、同規程に則り償却・引当を実施することにより、恣意性を排除しています。

 貸付金のうち、返済状況が正常でない債権を「リスク管理債権」といいます。平成2 8 年度末のリスク管理債権額 は2 0 0 億円、貸付残高に対する比率は0 .4 3%と、きわめて低い水準を堅持しています。

 また、「債務者区分による債権」とは、貸付金のほかに未収収益等を含めた債権を、債務者の財政状態および経 営成績等に基づいて区分したものです。平成2 8 年度末の正常債権を除いた債務者区分による債権額は2 0 3 億円 と、リスク管理債権額とほぼ同額となっています。

1 5 7

4 2

6 2 ,1 7 6

1 6 0 1 0 2 .4%

3 6 9 6 .9% 6 1 0 0 .0%

2 0 0 2 0 3 1 0 1 .3% 5 8

貸付条件

緩和債権

延滞債権

正常先

正常債権

(正常先)

債権残高貸倒実績率※ 2

(要注意先) 債権残高貸倒実績率※ 2

債権残高貸倒実績率※ 2

対象額※ 3貸倒実績率※ 2

対象額※ 31 0 0% 一般貸倒引当金

9

3

3 1

0 個別貸倒引当金 要管理債権

危険債権 要注意先

破綻懸念先

実質破綻先 破産更生債権及び これらに準ずる債権 破綻先

貸付金、貸付有価証券、支払承諾見返、 未収収益(上記資産に係るもの) 仮払金(貸付金に準ずるもの) 破綻先債権

(対象資産) (対象資産)

貸付金

合 計 合 計 合 計

3ヵ月以上 延滞債権

リスク管理債権 債務者区分による債権 保全率 貸倒引当金の計上方法

※ 1 自己査定の

債務者区分

※ 4

不良債権と引当保 全状 況 (平成 2 8 年度 末) (単位億円)

※ 1 保全率は、「担保保証等により回収が見込まれる額」「貸倒引当金」の合計額が債権額に占める割合です。

※ 2 各々の区分における過去の貸倒実績率等に基づき、予想損失額を引当てています。

※ 3 対象額は債権残高から担保保証等により回収が見込まれる金額を控除した残額です。

※ 4 表中の一般貸倒引当金と個別貸倒引当金の合計金額のほか、その他の資産に係る貸倒引当金の合計金額1 3 億円を含んでいます。

資 産 運 用 収 支

不良 債 権 の 状 況

適 正な 償 却・引当

貸倒引当金

貸倒引当金のうち個別貸倒引当金は、現時点ですでに不良化している債権に対し、個別に回収不能となる見込額を計上するものです。一般貸倒引当金は、現時点では 不良化していない債権につき、将来回収できない可能性に備えて計上するものです。具体的な計上方法は上図のとおりです。

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(8)

1 1 6 明治安田生命の現況 2 0 1 7

順ざやを維持し、 基礎利益は増益となりました。

 「基礎利益」とは、保険料等収入や保険金・事業費支払等の保険関係の収支と、利息及び配当金等収入を中心 とした運用関係の収支からなる、生命保険会社の基礎的な期間損益の状況を表わす指標です。

 平成2 8 年度の基礎利益は、4 ,7 2 3 億円(前年度比2 .7%増)となりました。

基 礎 利 益

4 ,7 2 3 億円

※ 1 損益計算書上の責任準備金等繰入額のうち、臨時損益に相当する金額を除いています。

※ 2 キャピタル損益経常収益経常費用である資産運用収益資産運用費用のうち、有価証券の売却損益等です。

※ 3 臨時損益経常収益経常費用のうち、基礎利益キャピタル損益以外の個別貸倒引当金戻入額繰入額、危険準備金戻入額繰入額や追加責任準備金繰入 額等です。

(詳細は、P 1 9 2 をご覧ください)

基 礎 利益 A(❶ −❷ )  基 礎収 益 ❶

  うち保険料等収 入   うち資 産 運 用収 益  基 礎費 用❷

  うち保険 金等支払金   うち責任準備 金等繰 入額※ 1   うち資 産 運 用費 用

  うち事業費 キャピタル 損 益B※ 2 臨時損 益 C※ 3 経常利益 A +B+C

5 , 0 6 3 43 ,7 2 3 3 4 , 0 8 4 8 ,4 2 8 3 8 , 6 6 0 2 5 ,9 6 3 7,174 2 3 9 3 ,4 8 4 1 ,14 3

△ 2 , 3 6 7 3 , 8 3 8

平成 2 6 年度 平成 2 7 年度 平成2 8 年度

(単位億円)

4 ,7 2 3 3 5 , 2 0 5 2 6 ,15 8 7,9 4 4 3 0 ,4 8 2 2 2 , 0 4 0 2 , 8 3 1 37 0 3 , 5 0 3

△ 1 ,13 0

△ 4 0 8 3 ,18 4 4 , 5 9 9

4 2 , 2 7 2 3 3 , 5 7 8 7,7 9 9 37, 6 7 3 2 3 , 0 11 8 , 5 3 8 5 7 2 3 , 55 6

△ 1 ,13 5

△ 4 5 4 3 , 0 0 9

※ 1 基礎利益上の運用収支等の利回りとは、基礎利益に含まれる一般勘定の運用収支から社員配当金積立利息繰入額を控除した額の、一般勘定 責任準備金に対する利回りのことです。

※ 2 平均予定利率とは、予定利息の一般勘定責任準備金に対する利回りのことです。

※ 3 一般勘定責任準備金は、危険準備金を除く一般勘定部分の責任準備金について、以下の方式で算出しています。

(期始責任準備金+期末責任準備金−予定利息) 1 / 2

 生命保険会社は、保険料を計算するにあたり、将来の運用収益の見通しをもとに、契約時にお客さまにお約束する運用利回りで ある「予定利率」を使用しています。この予定利率により見込んでいる運用収益と、実際の運用収益との差額を「利差」といいます。 なお、予定利率により見込んでいる運用収益を実際の運用収益が上回る状態を「順ざや」下回る状態を「逆ざや」といいます。

利差(順ざや/逆ざや)とは

利差の算出式

利差

1 ,74 8 億円

一 般勘定責 任準備 金

※ 3

2 9 兆4 ,6 8 5 億円

基 礎 利益上の 運 用収 支等の利回り

※ 1

2 .5 2%

平均予定利率

※ 2

1 .9 2%

= ­

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(9)

0 4

経営活動と決算の概況

明治安田生命の現況 2 0 1 7 1 1 7

※ 1 法定の剰余金処分対象額に占める割合は9 8 .5 5 %です。

 生命保険会社の基礎的な期間損益の状況を示す指標である「基礎利益」は、その内訳として「利差」「危険差」

「費差」の「三利源」から構成されています。

 当社では、ご契約者をはじめとして、広く一般の方に対して、期間損益の増減要因等を含め、経営状況をよりご 理解いただくために、「三利源」の状況を開示しています。

三利源とご 契約者への配当還元までの流れ

基 礎利益 4 ,7 2 3 億円

当期未処分 剰余 金 2 , 3 7 2 億円

ご 契 約者への配当還 元

(社 員配当準備 金) 1 , 6 9 8 億円※ 1

[ 三利源とは ]

[ ご 契 約者への配当還 元 ] 有価証券等の売却損 益評 価損、

臨時損 益、税金など 1 ,74 8 億円

利 差 A

A 利 差 2 , 8 16 億円

危険 差 B

危険 差 B

15 8 億円 費 差 C

費 差 C

保 険 料 算 定 時に想 定した利 率に 基づく予定 運 用 収 益と実 際 の 運 用収益との差額

保 険 料 算 定時に想 定した 保 険 事 故発生率に基づく保険金・給付金 等 支 払予 定 額と実 際 の 保 険 金・ 給付金等支払額との差額

保 険 料 算 定 時に想 定した事 業 費 率 に 基づく事 業 費 支 出予定 額と 実際の事業費支出との差額

基 礎 利 益 から 、有価 証 券 の 売 却 損 益や 評 価 損 、 臨 時 損 益、税 金等を加 減した最 終 的な剰 余のな かから、配当としてご 契約者に還元しています。 基金償却準備 金など

三 利 源について

※ 2 平成2 7 年度より基礎利益の内訳の算出方法を一部変更しています。

基 礎 利益の状況

5 , 0 6 3 1 , 6 8 6

2 ,9 2 8 4 4 8

4 , 7 2 3

1 , 74 8

2 , 8 16

15 8 4 , 5 9 9

1 , 8 19

2 , 6 7 9 9 9

平成2 6 年度 平成2 7 年度 平成 2 8 年度

基 礎利益※ 2   利 差

  危険 差

  費 差

(単位億円)

A B C

有 価 証 券 償 還 益 の 減 少 等 により7 1 億 円 の減少となっています。

一 時 払 商 品の販 売 抑 制 等のリスクコント ロール 等により1 3 7 億 円の 増 加となって います。

年金資産の時価変動部分にかかる費用負 担 減 少 等により、5 8 億 円の 増 加となって います。

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(10)

1 1 8 明治安田生命の現況 2 0 1 7

(平成2 9 年度にお支払いする社員配当については、P 2 0 0 をご覧ください)

 例えば、毎年配当タイプのご契約においては、各予定率に対応した「利差配当」「危険差配当」「費差配当」を毎年 の社員配当としてお支払いしています。

 社員配当の分配に際しては、直近年度における決算の収支状況、会社の将来にわたる財務健全性の向上、各ご 契約の剰余への貢献度等を勘案し、配当率を設定しています。

 なお、個人保険・個人年金保険で配当基準利回り(実績相当の利回り)が予定利率を下回るご契約の場合、利差 配当がマイナスとなりますが、そのマイナス分はご契約(主契約+特約)単位で危険差配当・費差配当と相殺します。 この結果、金額がマイナスになった場合は、お支払いする配当金額をゼロとしています。

実績相当の利回り

保険料計算上 予定した利率

会 社 の 財 務 健 全 性 向 上 、 各ご契約の剰余への貢献 度 等 を 勘 案し、配 当 率 を 設定

利差配当 として お支払い

社員(ご契約者) 配当

保険金給付金等のお支払いの状況 により、お支払いする配当

危 険 差 配 当

事業費支出の状況によりお支払い する配当

費 差 配 当 運用収支の状況によりお支払いす る配当

利 差 配 当

社 員(ご 契 約者)配当の仕組み(保険料の事後精算) イメージ図[利差配当の 例]

個人保険個人年金保険(毎年配当タイプ) 社 員(ご 契 約者)配当の構成

 ご契約者からお払込みいただく保険料は、将来お支払いする保険金・給付金をもとに、ご契約期間中に得られる 運用利息、ご契約の管理に必要な経費等を見込んで計算しています。具体的には、資産の運用収支、保険金・給付 金等のお支払い、事業費支出について、それぞれ予定利率、予定発生率、予定事業費率の予定率をあらかじめ設定 し、これらの予定率に基づき保険料を計算しています。生命保険のご契約は長期間にわたるため、将来の事象を正 確に予測することは困難であることから、予定率の設定に際しては、将来の保険金・給付金のお支払いを確実に行 なえるよう、ある程度の安全を見込んでいます。

 ご契約以降は予定と実績との差により損益が発生しますが、差益( 剰余) が生じた場合はご契約者への還元を 行ないます。これが毎期の決算でご契約者に分配する社員配当です。従って、お支払いする社員配当は保険料の事 後精算の意味合いがあり、また、毎年の決算の状況によって変動します。

 平成2 8 年度決算では、超低金利の継続等の厳しい経営環境のもと、保険料等収入は減収となったものの、基礎 利益は増益であり、高水準の健全性を確保しました。これらをふまえ、個人保険・個人年金保険については、総合保 障商品に付加されている生活サポート終身年金特約等について配当率を一部引き上げることとしました。  団体保険につきましては、保険収支の状況等を勘案し、配当率をすえ置きとしました。

 団体年金保険については、個人保険・個人年金保険の配当特性と異なり、キャピタル損益も含めた毎期の運用収 益をふまえ還元するものとして配当率を設定しています。平成2 8 年度決算では、団体年金資産区分の運用実績等 をふまえ、確定給付企業年金等において配当率をすえ置きとしました。

社員 (ご契約者) 配当について

平 成 2 8 年 度 決 算 に 基 づく平 成 2 9 年 度 社 員 (ご 契 約 者) 配 当 率 の 概 要

社 員 (ご 契 約 者) 配 当 の 仕 組み

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(11)

0 4

経営活動と決算の概況

明治安田生命の現況 2 0 1 7 1 1 9

*保険業法施行規則第8 6 条および第8 7 条ならびに平成8 年大蔵省告示第5 0 号の規定に基づいて算出しています。なお、保険業法施行規則の改正により、平成 2 7 年度末からソルベンシーマージン総額の算出基準が一部変更されています。

*最低保証リスク相当額は、平成8 年大蔵省告示第5 0 号第2 条第4 項に規定する標準的方式に基づいて算出しています。

(詳細は、P 1 8 3 をご覧ください)

(単位億円) 項  目

(A )ソルベンシーマージン総額

①基金等

②価格変動準備金

③危険準備金

④ 一般貸倒引当金

(その他有価証券評価差額金(税効果控除前)繰延ヘッジ損益(税効果控除前)) 9 0 %(マイナスの場合は1 0 0 %)

⑥土地の含み損益 8 5 %(マイナスの場合は1 0 0 %)

⑦全期チルメル式責任準備金相当額超過額

⑧負債性資本調達手段等(劣後ローン、劣後債等)

⑨全期チルメル式責任準備金相当額超過額及び負債性資本調達手段等のうち、マージンに算入されない額

⑩控除項目

⑪その他(税効果相当額等)

⑫保険リスク相当額

⑬第三分野保険の保険リスク相当額

⑭予定利率リスク相当額

⑮最低保証リスク相当額

⑯資産運用リスク相当額

⑰経営管理リスク相当額

(B )リスクの合計額 (⑫+⑬)2+ ( ⑭+⑮+⑯)2+

ソルベンシーマージン比率

( A )

1 0 0

(1 /2 )(B )

平成2 6 年度末

7 1 , 9 0 6 1 0 , 2 9 9 4 , 9 2 4 6 , 6 7 3 1 6 3 5 , 8 2 0 2 , 4 6 9 9 , 9 0 4 1 , 0 0 0

­

­ 7 9 7 1 3 , 8 1 4 1 , 1 8 9 5 3 5 1 , 5 4 1 9 7 1 1 , 7 6 2 3 0 2 1 , 0 4 1 .0 %

7 3 , 2 8 4 1 1 , 9 4 0 5 , 7 7 5 6 , 8 1 5 1 3 3 1 , 6 6 9 3 , 1 0 7 9 , 5 3 5 3 , 5 3 3

­

­ 8 9 3 1 5 , 5 0 1 1 , 1 9 1 5 7 8 1 , 4 6 7 1 2 0 1 3 , 4 7 3 3 3 6 9 4 5 .5 % 6 8 , 0 5 4

1 0 , 7 9 5 5 , 2 1 6 6 , 7 5 5 1 3 2 8 , 5 7 3 2 , 8 1 9 9 , 6 6 8 3 , 3 8 3

­

­ 8 2 9 1 4 , 5 0 2 1 , 1 8 6 5 6 0 1 , 5 0 2 8 8 1 2 , 4 8 7 3 1 6 9 3 8 .5 %

平成2 8 年度末 平成2 7 年度末

予測を超えたリスクにも対応できる支払余力を確保し ています 。

 「ソルベンシー・マージン比率」とは、大災害や株価の暴落等、通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる

「支払余力」を有しているかを判断するための行政監督上の指標の一つです。この数値が2 0 0 %を下回った場合 は、監督当局による業務改善命令等の対象となります。平成2 8 年度末のソルベンシー・マージン比率は、9 4 5 .5%

(前年度末差7 .0ポイント増)と十分な支払余力を確保しています。

価格変動準備金

株式等の価格変動の著しい資産について、その価格が将来下落したときに生じ る損失に備えて積み立てる準備金で、資産運用リスクのうち価格変動リスクに 対応します。

全期チルメル式責任準備金相当額超過額

当社が積み立てている責任準備金のうち、「全期チルメル式による責任準備金額」 「解約返戻金相当額」のいずれか大きい方を上回る部分です。全期チルメル式と は、責任準備金の計算上、ご契約時に必要となる費用をご契約の初年度に一括 計上し、保険料払込の全期間を通じて償却していく方式であるため、当社の積立 方式である平準純保険料式と比べると責任準備金の積立水準が低くなります。

危険準備金

実際の保険事故の発生率が通常の予測を超えることにより発生するリスク(保 険リスク、第三分野保険の保険リスク)予定利率を確保できなくなるリスク(予 定 利 率リスク)変 額 保 険変 額 年 金 保 険の保 険 金 等の最 低 保 証に係るリスク

(最低保証リスク)に備えて積み立てる準備金です。

劣後ローン劣後債

破 産 などが 発 生した場 合 の 元 利 金 返 済 が 、他 の 一 般 債 権 者 に対 する債 務 の 返 済よりも後 順 位に置かれる旨の劣 後 特 約が 付された無 担 保の貸 付 金債 券 です。

ソルベンシー ・ マージン比率

945 .5 %

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(12)

1 2 0 明治安田生命の現況 2 0 1 7

8 8 ,9 9 3

2 5 .0 %

(単位億円) 項  目

実質純資産額

一般勘定資産に対する比率

平成2 6 年度末

9 5 ,6 3 9

2 6 .0 % 9 5 ,1 5 6

2 6 .6 %

平成2 8 年度末

平成2 7 年度末

「保険業法第1 3 2 条第2 項に規定する区分等を定める命令」第3 条第2 項の規定に基づき算出しています。

(詳細は、P 1 8 3 をご覧ください)

※ 責任準備金の積立方式については、下記説明をご覧ください。

健全な経営を維持し ていくための純資産額を備えています 。

 「実質純資産額」とは、有価証券や不動産等を時価評価した資産から責任準備金

や配当準備金等のご契約に かかわる負債等を差し引いたものであり、決算期末の保険会社の健全性の状況を示す行政監督上の指標の一つ です。この数値がマイナスとなると、実質的な債務超過と判断され、監督当局による業務停止命令等の対象となる ことがあります。

 平成2 8 年度末の実質純資産額は、9 兆5 ,6 3 9 億円(前年度末差4 8 3 億円増)となり、一般勘定資産に対する比率 は2 6 .0%(同0 .6ポイント減)と、引き続き財務基盤の健全性を維持しています。

責任準備金は健全な積立方式を採用

  保 険 会 社が 将 来の保 険 金 等の支 払いに備えて積み立てる準 備 金を責 任 準 備 金といい、平 成 2 8 年 度 末 の当社の責任準備金は、3 1 兆3 , 8 3 2 億円です。

 当社では、個 人 保 険および 個 人 年 金 保 険の責 任 準 備 金については、法 令に基づき、標 準 責 任 準 備 金 対 象契約は「標準責任準備金」を積み立て、保険金等の支払いに備えています。

 また、標 準 責 任 準 備 金 対 象 外 契 約についても、法 令 上 最も高い 積 立 水 準となる「 平 準 純 保 険 料 式 」を 採用し、積立率は1 0 0 %となっています。

※ 1 積立方式および積立率は、個人保険および個人年金保険を対象としています。なお、団体保険および団体年金保険の責任準備金は積立方式という概 念がないため、上記には含んでいません。

※ 2 積立率については、標準責任準備金対象契約に関しては平成8 年大蔵省告示第4 8 号に定める方式により、また、標準責任準備金対象外契約に関して は平準純保険料式により計算した保険料積立金、および未経過保険料に対する積立率を記載しています。

(詳細は、P 2 0 7をご覧ください)

標準責任準備金 対象契約 標準責任準備金

対象外契約 積立率

(危険準備金を除く)

※ 2

積立 方式

区 分

内閣総理大臣が定める方式

(平成8 年大蔵省告示第4 8 号)

平準純保険料式

1 0 0 %

内閣総理大臣が定める方式

(平成8 年大蔵省告示第4 8 号) 内閣総理大臣が定める方式

(平成8 年大蔵省告示第4 8 号)

平準純保険料式 平準純保険料式

1 0 0 % 1 0 0 %

平成2 6 年度末 平成2 7 年度末 平成2 8 年度末

個人保険および個人年金保険の責任準備 金の積 立方式積 立率※ 1

実質純資産額

9 5 ,6 39 億円

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(13)

0 4

経営活動と決算の概況

明治安田生命の現況 2 0 1 7 1 2 1

※ 日経平均株価T O P I X は、仮に当社ポートフォリオが日経平均株価およびT O P I X にフル連動するとした場合です。

 なお、株価指数と当社ポートフォリオの過去の連動性を用いて算出した場合、日経平均株価8 , 7 0 0 円程度、T O P I X 7 0 0 ポイント程度です。

※ 1 有価証券は、時価のある有価証券に加え、時価を把握することがきわめて困難と認められる有価証券(外貨建の子会社株式及び関連会社株式等)の為替評価等 の含み損益相当額を記載しています。有価証券には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでいます。

※ 2 土地は「土地の再評価に関する法律」に基づき、明治生命は平成1 1 年度末に、安田生命は平成1 2 年度末に時価評価を実施しました。これによる評価差額を「再 評価差額」に記載しています。なお、土地には借地権を含んでいます。

※ 3 「その他」には、デリバティブ取引等の含み損益相当額を記載しています。なお、デリバティブ取引は一部ヘッジ会計を適用しました。本表にはヘッジ会計(繰延ヘ ッジ特例処理)適用分の含み損益を記載しています。ヘッジ会計適用分のうち時価ヘッジ適用分の差損益(平成2 6 年度末通貨関連△7 0 9 億円、平成2 7 年度 末:通貨関連8 9 4 億円、平成2 8 年度末:通貨関連△2 9 7 億円)およびヘッジ会計非適用分については、評価損益を損益計算書に計上しており、含み損益相当額は ありません。

(詳細は、P 2 2 9をご覧ください)

※ 1 売買目的有価証券以外の有価証券のうち、時価のある有価証券等の含み損益相当額を記載しています。

※ 2 その他共計には買入金銭債権等を含んでいます。

(詳細は、P 2 2 4をご覧ください) 区  分

有価証券※ 1      評価差額      オフバランス 土地※ 2

     再評価差額      オフバランス ※ 3

合  計

資産全体の含み損益の状況(一般勘定)

項  目

公社債 株式 外国証券 その他共計※ 2

有価証券の含み損益の状況(一般勘定)※ 1

(単位億円)

(単位億円)

5 7 ,8 0 5 3 1 ,7 6 0 2 6 ,0 4 5 3 ,3 1 7 2 ,0 2 0 1 ,2 9 7 5 8 5 6 1 ,7 0 7

5 6 ,2 2 6 3 5 ,1 7 2 2 1 ,0 5 3 3 ,6 5 5 1 ,9 6 9 1 ,6 8 6 5 2 7 6 0 ,4 0 9

平成2 7 年度末

5 2 ,9 9 8 3 9 ,8 0 0 1 3 ,1 9 7 2 ,9 0 5 2 ,0 4 8 8 5 7 2 7 7 5 6 ,1 8 2

平成2 6 年度末

3 1 ,6 1 0 1 7 ,8 7 7 8 ,2 8 7 5 8 ,2 0 4

2 5 ,8 7 7 2 3 ,4 8 2 6 ,7 4 1 5 6 ,6 6 9

平成2 7 年度末

1 6 ,7 3 5 2 4 ,1 7 2 1 1 ,3 7 1 5 2 ,7 6 7

平成2 6 年度末

平成2 8 年度末

平成2 8 年度末

堅実な資産内容で6 兆円を上回る含み益を確保し ています。

 「含み損益」とは、保有している資産の時価と帳簿価額との差額を指し、保険会社の企業体力を表わすものの一 つです。平成2 8 年度末は、一般勘定の有価証券で5 兆6 ,6 6 9 億円(前年度末差1 ,5 3 5 億円減)、一般勘定資産全体 で6 兆4 0 9 億円(同1 ,2 9 8 億円減)の含み益を確保しています。

 なお、株式含み損益がゼロとなる水準は、日経平均株価で8 ,0 0 0 円程度、T O P I X で6 5 0ポイント程度

です。

含み損 益

6 4 0 9 億円

評価差額

生命保険会社の保有する有価証券のうち、「売買目的有価証券」「責任準備金 対応債券」「満期保有目的の債券」「子会社関連会社株式」のいずれにも分類 されない「その他有価証券」については、時価で評価し、貸借対照表に計上して います。この「その他有価証券」の簿価と時価との差額を「評価差額」といい、プラ 〈含み益〉の場合は税効果相当額を負債の部の「繰延税金負債」(マイナス〈含 み損〉の場合は資産の部の「繰延税金資産」に計上し、残額を純資産の部の「そ の他有価証券評価差額金」に計上します。

オフバランス

簿価と時価との差額のうち、貸借対照表に計上されていない含み損益を「オフ バランス」として記載しており、「責任準備金対応債券」「満期保有目的の債券」

「子会社関連会社株式」の含み損益、土地の簿価(再評価後)と時価の差額な どが該当します。

「資産全体の含み損益の状況」「有価証券の含み損益の状況」は、生命保険会 社が保有している資産の実質的な含み損益の状態をお知らせするものであり、 この「オフバランス」部分も含めて開示しています。

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(14)

1 2 2 明治安田生命の現況 2 0 1 7

 経済環境が極度に悪化した場合でも保険金等の確実なお支払いを可能とする財務基盤の維持・向上を図るた め、さまざまなリスクに備え自己資本の着実な積み増しに努めています。また、「成長性」・「収益性」・「健全性」のバ ランスを取りながら企業価値を持続的に向上させ

ていくことを目的として、E R M( E n t e r p r i s e R i s k M an ag e m e n t )の高度化も推進しています。

(E R M に関する取組みの詳細は、P 5 9をご覧ください)

  平 成 2 8 年 度 においては 、平 成 2 8 年 8 月に基 金 1 , 0 0 0 億円を募集、1 2 月に国内劣後債1 , 1 5 0 億円 を発行し、財務基盤の更なる充実を図りました。ま た、所 定の内部 留 保(エッセンシャル・キャピタル) と外部調達資本の合計であるオンバランス自己資 本は平成2 8 年度末現在2 兆4 , 6 4 1 億円となってい ますが 、今 後 導 入が 見 込まれる経 済 価 値ベースの 規制への対応やボラタイルな金融環境下における リスク耐久力強化の観点から、平成3 1 年度末まで に3 兆円まで積み増すことをめざしています。

0 5 ,0 0 0 1 0 ,0 0 0 1 5 ,0 0 0 2 0 ,0 0 0 2 5 ,0 0 0 3 0 ,0 0 0

平成2 6 年度末 平成2 7 年度末 平成2 8 年度末

劣後債

基金

エッセンシャルキャピタル

(億円)

オンバランス自己資本の推移

1 8 ,0 0 8 億円

■    エッセンシャル キャピタル

内部留保と同様、通常想定できる範囲を超えたさまざまなリスク に対 応するための性 格を有しているものであり、基 金 償 却 積 立 金、価格変動準備金、危険準備金、事業基盤強化積立金等で構成 されています。なお、負債性内部留保(価格変動準備金、危険準備 金等)については、実質的に資本性がより強いと考えられる部分 に限定し、税効果控除後の金額のみ算入しています。

3 ,53 3 億円

■    劣後債

「劣後債」とは、一般の債権者よりも債務弁済の順位が劣る社債 のことをいいます。つまり破綻等が発生した場合、お客さまへの 保険金のお支払いや他の債権者への支払いをすべて終えたあと に返済される債務となります。このため、社債の一種ではありま すが自己資本に近い性格を有します。

2 ,747 1, 0 9 7 1, 6 5 0 5 0 0 1,15 0 2 4 , 6 41

18 , 0 0 8 6 , 6 3 3 3 ,10 0 3 , 5 3 3 項  目

オンバランス自己資本

所定の内部留保(エッセンシャル・キャピタル) 外部調達 資本

基金 劣後 債

前年度 末 差 平成 2 8 年度 末

(単位億円)

自己資本等の充実

さまざまなリスクに対応するため、 財務基 盤の強化に取り組んでいます。

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参照

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